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新任マネージャーが部下のために意識すべき、たった1つのこと

信頼関係って、築き上げるには時間がかかるけど、壊すのはあっという間。

そんな風に感じる出来事が、皆さんも一度はあるのではないだろうか。

多くの企業で、多くの上下関係の中で、新たな信頼関係が生み出され、減っていき、そして消えていく。それはあたかも RPG の主人公が、モンスターに攻撃を受けて HP を減らすように、回復魔法で HP を回復させるように、減ったり増えたりを繰り返していく。

注意しなければならないのは、増やすには時間がかかるが、減らすのは本当に簡単ということだ。

新任マネージャーの方は、ぜひ日頃の行いと、それによって得られた周囲のリアクションを思い返してみて欲しい。

そもそも信頼関係とは

この文脈で言う信頼関係とは、ミスをしても許される関係だ。

  • 約束していたことが守られなかった
  • 相手を傷つけるような発言をしてしまった

そこまで信頼関係がない相手にそういったことをされたら「いやもう無理だわ!!」と思うだろう。逆に、十分な信頼関係がある相手だったら「まあ仕方ないかぁ」「冗談で言ったんだろうなぁ」と勝手に脳内補完をするんじゃないだろうか。

マネージャーと部下に信頼関係は必要か

「そんなの必要に決まってるだろ」と思う方は多いだろうか、それとも少ないだろうか。それは思ってるだけだろうか、それとも実践されているものだろうか。考えていることと実際にやっていることに大きな乖離があることは、決して不思議なことではない。

世の中には「いいからやれ、これは業務指示だ!」とだけ言い、部下が全く納得していなくても業務をさせるマネージャーがいる。そこはさながら軍隊だ。いや、生と死が隣り合わせの軍隊ならその言い分は納得できるが、生と死とは程遠い位置のビジネスシーンにおいて、部下の納得感なしに良いビジネスは生まれないだろう。

前述した通り、信頼関係とはミスをしても許される関係だ。「上司の指示が間違っていてムダな時間を過ごしてしまった」という状態になったとき、「あぁもううちの会社は本当にダメだ、転職しよう」と思わせてしまうか「たまにはそういうこともあるか」と思わせてしまうかは、信頼関係の有無によるだろう。

新任マネージャーが部下のために意識すべき、たった1つのこと

「よし、信頼関係が大事なのは分かった。で、どうすれば良い?」

「やらなきゃならないこと、たくさんあるんじゃない?」

そうだ。事細かにあげていけば、やらなければならないこと、そしてやってはいけないことはたくさんある。しかし、同時に多くのことを覚えて、意識して、行動に移す大変さは並大抵のものではないだろう。

そこで、ここではたった1つのこと(意識)にまとめた。

それは、部下のモチベーションを下げるなということだ。

部下のモチベーションを・・・上げる?

ここで大事なのは、「部下のモチベーションを上げよう」ではなく、「部下のモチベーションを下げない」という捉え方だ。

なぜなら、そもそもモチベーションが低い部下というのは山ほどいる。よく例え話で使われるが、「スキーが好きじゃないし、滑りたいとも思っていない人」を雪山に連れていって、「スキーの楽しさ、滑り方」を教えるのは考えただけでも頭が痛くならないだろうか。つまり何が言いたいかというと、モチベーションは上司から何か言われた程度では簡単には上がらないということだ。

しかし、逆のパターンは容易に達成することができる。「スキーが好きで、毎日でも滑りたいと思っている人」に対し「いや、うちの会社はこれからスノボ推しでいくって経営会議で決定したから、もうスキーの話はしないでもらえる?」「毎日滑ってるけど、それってなんか意味あるの? 利益につながるの?」「君のスキー代に毎月●●円かかってるんだけど、いつになったらペイするの?」なんて言葉を常日頃から浴びせておけば、まあまともな神経の持ち主なら、あっという間にモチベーションを下げて、怠惰な社員が誕生するか、精神を病むか、退職するかだろう。

部下のモチベーションを下げないために

では、どうすれば良いのか。

残念ながら、具体的にこうすれば良い、という汎用的な行動は存在しない。なぜなら、部下は1人1人異なる人格であり、また日によって時間によって状況によって、最適な接し方は異なるからだ。

「じゃあどうしようもないじゃないか!」

そう思った方もいるだろうが、ここで大事なのは先述した意識の部分だ。そう、「どうすれば、彼・彼女のモチベーションを下げないように出来るか」という意識を常に頭の片隅に置いておくことだ。

雑談をしている時、会議で議論をしている時、ミスをした部下に指導する時、新たな仕事を任せたい時、この意識を頭の片隅に置いているかいないかで、発言や行動はまるっきり違うものとなるだろう。

そして、そのまるっきり違う発言や行動を受けた部下は、またまるっきり違う結果を迎えるだろう。