モブプロだった人のブログ

モブプログラミングに魅了されたエンジニアのブログ

業務と非業務の判断基準

「これは業務時間にやっても良いのかなぁ?」

「それ業務中にやることじゃないよね?」

さて、業務と非業務の判断基準はどこにあるのだろう。

考えるきっかけ

ネットで色々な記事を見ていたときに、とあるブログに巡り合った。

そこには「エンジニアが転職する時のチェックリスト」と題して、多くの項目を挙げていた。(以下はその一部抜粋)

カンファレンス等に業務時間として参加できるか

勉強会、カンファレンス等の費用を会社負担にできるか

業務中に登壇資料作成、ブログ記事等を書くことが認められているか

エンジニアが転職する時のチェックリスト - とりあえずやってみればいいじゃん

他にも項目は多くあるのだが、私的にはこの3つが印象に残った。私も転職は経験しているが、そのときには考えたこともなかったからだ。

イベントへの参加は業務?

カンファレンスや勉強会などのイベントは、参加することで多くのことを学び、スキルを磨き、業務をより良くするものだと思う。業務がより良くなるのであれば、もちろんそれは業務としてカウントできるものであり、費用も会社負担が妥当であろう。

ただ、ここで1つ難しいのは、「それがどの程度業務に活かされるか?」という点だと思う。

目に見えて分かりやすく、翌日から業務効率が10倍になるような特効薬であれば議論の余地はないと思うが、まずそんなものはないだろう。大体のイベントで得られるものは、何か月後とかになってようやく効果が表れ、また1.5倍とか、1.2倍とか、ジワジワとくるものが大半だと思う。そこが、業務扱いとするか非業務扱いとするか、悩ませるポイントだ。

となると、先々まで見据えて寛容な判断を下せるマネージャーなら許可すると思うが、短期的な目線でしか考えられないマネージャーは確実に却下するだろう。

ブログ記事作成は業務?

さて、イベントへの参加だけでも判断が難しいところなのだが、それよりも難しいのがブログ記事作成だろう。表面的にだけ捉えれば、どう考えても NG 判断が大勢だ。このご時世、SNS で炎上だなんだと騒がれることが多い中、不特定多数が閲覧するブログへの投稿を業務中に許可するわけがない。

いえ、投稿はしないです。記事を作成するだけです。」と言ったところで、まあ結果は同じだろう。

ただ、私はこのポイントがとても重要だと思った。

アウトプットの重要性をどこまで理解できるか

本文にも書かれているが、「業務外のインプット、アウトプットにどれだけ会社が協力的か」というポイントはとても大事だと思う。なぜなら、エンジニアがエンジニアとしてスキルアップするのは、何も現場業務からだけではない。むしろ、現場業務1本でスムーズにスキルアップすることはマレではないだろうか?

よほど恵まれた環境にいればそれも可能かもしれないが、だいたい多くの現場は問題を抱えている。スキルアップとは縁遠い作業もあるし、泥臭い作業もある。もちろんそれらは大事な作業なのだが、マネジメント層が旗を振り、業務環境、開発環境の改善を進めていかなければ、そういった状況は一向に改善されない。つまり、多くの現場ではそれは放置されてしまうのだ。

エンジニアがスキルアップするために意識すべきことは、業務内外を問わず、インプットとアウトプットをとにかく積み重ねることだろう。そのためには、外部の勉強会にも参加するし、調べたことをまとめるついでにブログ記事を書いたりもする。今だと Qiita とかもある。そういったことが業務時間として認められないのであれば、必然的にエンジニアは窮屈な思いをするだろうし、成長は阻害されるだろう。

おわりに

色々書いておいてなんだが、こういう話は結局のところ性善説なのか性悪説なのかによる。あと、信頼関係。

信頼関係があって性善説に基づいていれば、多くの行動は許容されるはずだ。

逆に、信頼関係もそこそこで性悪説に基づいていれば、1% でも問題につながる可能性がある行動に対しては厳しいルールを設け、基本的には許可しない方向で進むだろう。

改めて自分の置かれている環境を見渡してみると、はたしてどちら側の環境だろうか? 冷静に考えてみると、何か得られるものがあるかもしれない。